タンデムツーリングとは
いくつかあるツーリングの種類の中でも、二人乗りで旅をするのが「タンデムツーリング」です。
平成17年4月1日からは道路交通法が改正され、高速道路でもバイクの二人乗りができるようになりました。
一人で颯爽と風を受けて走るのも楽しいものですが、タンデムツーリングにはタンデムツーリングの良さがあります。
タンデムツーリングを楽しむためには、バイクを操縦するライダーと後ろに乗っているパッセンジャーの息がぴったりと合っていることが大切です。
ヘルメットやウェアに関しては、一人で乗る場合と同じで、安全性を最優先にしなければなりません。
タンデムツーリングではリアシートに女性が乗ることも多いのですが、靴なども、ヒールのないスニーカーなどがおすすめです。
タンデムツーリングを快適なものにするためには
タンデムツーリングを快適なものにするためには、乗っている時の姿勢が非常に大切です。
パッセンジャーはライダーの体にしがみつくようにして載っているわけですから、加速時に体を前傾させる癖のあるライダーなどは注意しなければなりません。
コーナリングの時も、体をあまり傾けないようにすることが大切です。
急な発進なども、パッセンジャーが対応しきれなかったり、あるいは不安を与えてしまったりすることがありますので注意しましょう。
また、走行中よりも乗車・降車には特に注意することも忘れてはいけません。
乗車・降車時は「クリティカル・ワン(危険な1分間)」と呼ばれており、ライダーとパッセンジャーの意思の疎通が大切になってきます。
乗るときには、まずライダーがきちんとバイクに乗って体勢を整えた上で左足を地面に右足をステップの上に乗せます。
ブレーキを握って車体を安定させ、パッセンジャーに「乗って」と合図をします。
どんなに気の合ったふたりでも、「乗って」「乗ります」と言った言葉がけは忘れないようにしましょう。
降りる時も同様で、目的地に着いたからといってパッセンジャーはライダーに無断で降りようとしないことが肝心です。
ヘルメットにインカムを装着してあれば、雑音の多いところでもちゃんと会話ができるので便利です。
タンデムにおすすめのバイク
バイクは、車種によってタンデムにおすすめのものとタンデムでは乗りにくいタイプとがあります。
タンデムに適しているのは国産のアメリカンバイクで、パッセンジャーでも快適にツーリングを楽しむことができます。
エンジン音もそれほど大きくないので、交通量の少ない田舎道などであれば会話を楽しみながら走ることも可能です。
シート高が800mm以下のネイキッドタイプも、タンデムに向いています。
KAWASAKIのW800ストリートなどは特におすすめです。