蔵王エコーラインについて
蔵王エコーラインは宮城県と山形を結ぶ山岳道路のことで、四季折々の景色を楽しむことが可能なドライバー必見のコースとなっています。
宮城県南西部と山形県との県境にある蔵王連峰を横断する形で道が連なっているのが蔵王エコーラインで、1985年まで有料道路でした。
蔵王エコーラインは蔵王町倉石岳から上山市永野の約26kmの間を走行しており、1962年に宮城県側が供用開始したという経緯があります。
蔵王連峰を東西に横断できるこの道は雪が積もる冬のシーズンは通れなくなってしまいますが、開通直後に向かうと雪の壁を見ることも可能となっておりかなり人気のあるコースなのです。
観光シーズンになると宮城県側から刈田岳山頂へ向かう道が非常に混雑しますが、逆に山形側から蔵王に向かうとそこまで混雑していないという状態になります。
蔵王エコーラインの特徴は?
なんといっても春も夏も秋も美しい景色を堪能できることでしょう。
開通したばかりのタイミングでは雪の壁を見ることができますし、夏は新緑を楽しむことができます。
秋になると紅葉によってさらに美しく彩られますので、どの時期にも人が集まりやすいコースとなるのです。
特に、雪の壁は非常人気のスポットとなりますので、宮城県側から開通したばかりの蔵王エコーラインに向かうと大渋滞に巻き込まれるケースがあります。
また、蔵王エコーラインの入りぶちには遠刈田温泉もありますので、温泉目当ての方も向かう場所となっているのです。
蔵王エコーラインの名物は「御釜」
しかも、蔵王エコーラインにはエメラルドグリーンの火口湖「御釜」がありますので、こちらが目当てという人も多いでしょう。
昨今のクイズ番組ではこの火口湖をピックアップして「どこの県でしょう?」といった紹介をすることもあります。
特徴の一つに「朱色の大鳥居」があり、これは遠刈田温泉から2kmほど進むと通ることができます。
こちらはて蔵王大権現への参拝路にあった弐の鳥居があったといわれており、蔵王エコーラインの開通によって再現された鳥居となっています。
この鳥居を起点にドライブをスタートしましょう。
蔵王エコーラインの抑えるべきポイント!
蔵王エコーラインを抑えるべきポイントはかなり多いのですが、やはり蔵王ハイラインを経由し「御釜」へ行くのが鉄板でしょう。
大鳥居をスタートしてから「御釜」へ向かうには蔵王エコーラインから蔵王ハイラインへ向かわないといけないのですが、こちらは蔵王エコーラインと違って有料道路となっていますので注意が必要です。
蔵王エコーラインから分岐してだいたい2.5km進むと「御釜」を見学するための駐車場にたどり着きますので美しい景色を堪能しながら向かうといいでしょう。
ただし、時期によってはかなり渋滞しますので渋滞を回避したいという人はエコーラインを直進して山形県に入って「蔵王苅田リフト」を活用してください。