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竜泊ライン

青森県に行くならシーサイドにも注目して

青森県でツーリングに行くというと、だいたい竜飛岬、本州最北の地を目指すツーリングを考える人が多いです。
豊かな自然を眼前に走ることができるこのコースは、まさに東北の自然を謳歌できるコースといえます。

竜飛岬を目指していく中では、津軽平野が広がり、これでもかというくらいの田んぼが広がる圧巻の景色を見ることができます。
田んぼの中を気持ちよく走っていくと、そのうち静かな湖面をたたえる十三湖が見え、その先には竜泊ラインが広がるのです。

荒々しい海岸線の風景に絶句

小泊を過ぎると荒々しい海岸線が見え、そこには大岩がゴロゴロと転がっています。
日本海の荒波の力はこんなに大きな岩もゴロゴロと簡単に動かしてしまうのだ・・・と、自然の力の大きさを感じながら走ることができるでしょう。

圧巻といえる海沿いを走っている次第に高みへ走っていることに気が付きます。
どんどん走っていくと海は眼下に転じ、あっという間に山間へ入り、情景が一変するのです。
今まで目の前に見てきた海が眼下に広がり、近くから見る海とはまた違う海を眺めることができます。
海の色がグラデーションになって美しい情景もバイクなら潮風とともに楽しむことができ、また山間に入ると木々の香りを堪能できるでしょう。

九十九折りがクライマックス!

竜飛岬から小泊まで国道339号の山間に入ると、これまで気持ちよく走ってきた道が九十九折に代わっていきます。
どんどん峠道を登っていくと、今まで走ってきた九十九折を見ることができ、その道路まで景色の一部となっていくのです。

九十九折の向こう側に見える日本海は広大で、太平洋とはまた違う色を楽しめます。
ここまできれいな九十九折を見ることができるのは、日本の中でも数少ないでしょう。

九十九折が連続している小泊川はテクニックを使って走りたい方にピッタリです。
舗装状態はいいのでワインディングを心から楽しめるコースとなっています。
コーナーごとに山、海・・と景色が入れ替わる様が何とも言えず、山岳コースでありながら潮風を感じながら走ることができるのは竜泊ラインならではの醍醐味です。

区間総延長は短いからそれほど疲労しないのも魅力

竜泊ラインはワインディングロードですが、区間総延長が短いコースなので初心者以外・・それほどの疲労感はないでしょう。
変化にとんだワインディングを楽しんでいる間に、竜飛岬に到着します。

絶景を堪能できるコースなので連休などには観光の車、バイクが多くなります。
しかし渋滞するほどではないので走りやすいコースといえます。
ただ、だからといってスピードを出してしまえば事故につながる恐れのある九十九折ですから、走行には十分注意しましょう。

山間部はときに倒木の恐れもありますし、小石などが落ちている場合もあります。
上級者でも路面をよく確認し、走ることが望まれます。