寒風山パノラマラインの特徴と概要
秋田方面にツーリングに行くライダーにオススメしたいのが、男鹿市にある寒風山パノラマラインです。
寒風山というのは標高355メートルの成層火山で、3万年以上も前から火山活動が繰り広げられてきました。
寒風山パノラマラインは区間距離が9.9kmほどの短い道路とはいえ、八郎潟や日本海そして鳥海山などの眺めが楽しめる絶好のツーリングスポットです。
冬季に閉鎖されることはありませんが、バイクでの走行は不可能に近いので、春から秋にかけてスケジュールを組んでツーリングに行くと良いでしょう。
寒風山の溶岩の流れた後を観察することのできる「板場の台」なども、独特の景観が楽しめます。
今こそ美しい緑の草原で覆われていますが、「溶岩じわ」「溶岩堤防」と呼ばれる波打つような地形が印象的です。
1964年にオープンした回転展望台もあり、周囲の大パノラマをゆっくりと鑑賞することができるようになっています。
見どころの多い寒風山パノラマライン周辺
秋田県は自然が非常に豊かなところで、特に寒風山パノラマライン周辺は火山活動によってできた不思議な地形が随所に見られます。
鬼が石を積み上げて隠れ住んでいたという言い伝えのある「鬼の隠れ里」などは、一度見ておいて損はありません。
「滝の頭湧水」も美しい場所で、1日あたり約25,000㎥もの水が湧いています。
滝の頭湧水の水は、男鹿半島の飲料水や農業用水として活用されています。
寒風山パノラマライン周辺のおすすめグルメスポット
寒風山パノラマライン自体は短い道路ですので、周辺に食事処がたくさんあるわけではありません。
ただ、寒風山回転展望台の中に「スカイレストラン ファミリオ」があります。
レストランは収容人員140名とけっこう大きめで、滝の頭湧水の水で淹れたコーヒーなども飲むことができます。
食事メニューも男鹿しょっつるやきそばや比内地鶏の親子丼、稲庭うどんなど豊富です。
男鹿塩ソフトクリームや男鹿名物のあんぷら餅なども人気があります。
アンプラというのは男鹿半島ではジャガイモのことで、蒸したじゃがいもとご飯を混ぜて丸く形を整え、白玉のように茹でたお餅のことです。
秋田県内でも男鹿でしか食べられない特産料理なので、ツーリングで出かけたら1度は試してみるといいのではないでしょうか。
「寒風山食堂」も、この地域ならではのメニューが味わえる食事処で、あつあつのおでんなどが人気です。
バイクで涼しい風に吹かれてちょっと体が冷えた時などは、ここで温かいものを食べて体力を回復させましょう。
男鹿は海鮮料理も美味しい時期なので、地元の人が通うお店をいろいろと物色してみるのも楽しいものです。