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高速道路での走行ポイント

高速道路は一定の速度で走ろう

ロングツーリングで遠方へ行きたい時には、一般道路を進む方法と高速道路を走る方法と2つあります。
目的地が比較的近場かツーリングそのものを楽しみたいのであれば、一般道路をのんびりゆったり進むのも良いでしょう。
特に秋が深まる季節は、紅葉を愛でながら田舎道を進むのは、快適で気持ちが良いものです。

遠方になるとそうも言っていられません。
行きつく前に夜を迎えてしまうようでは、急遽宿泊先を見つけなければならず、想定外の出費を覚悟する事になります。
それ以前に目的地へたどり着く前に、疲労蓄積が大きすぎるなど、リスクが大きすぎるので、賢明とは言えません。

やはりこの場合は高速道路を選択するのが正解です。
高速道路は高速で突き抜ける分、風の抵抗を通常以上に受けるので、体にかかる負荷が倍増します。
周囲の車も同様に高速走行していますから、通常よりも高い集中力を伴い、危険度も大きいです。
特に注意したいのは、本人は一定速度の一定方向で走行しているつもりでも、実際はゆらゆら左右にゆれながら、緩慢に走行してしまう事にあります。

周囲の車が気づいて避けて通過してくれるので、かろうじて走行出来ているようなものです。
もし小さな石ころに運悪くつまずいてしまったら、あるいは雨天でスリップしやすぃ道路状況であったら、横転の危険が増える事になります。
横転は死に直結するばかりか後継の車も巻き添えにして、大事故になりかねません。
どうしてもライダーの熟練したテクニックと経験がものをいうレベルではあるのですが、意識に上らせておくだけでも違うでしょう。

高速道路をマスツーリング

グループで高速道路をマスツーリングする場合は、ソロツーリングの時とは違う点で、考慮しなければなりません。
グループの人数が多い場合は、千鳥走行が基本です。
これは運転技術や性能がまちまちであるゆえに、加速性に幅ができてくる事に関係しています。

みんなが一定のスピードで走行する事により、料金所を出てからの集合時間のロスを、最小限に抑えるメリットもあります。
お互いに疲れの蓄積が肥大しないように、心配りあう事もできるのは、マスグツーリングのメリットです。

高速道路をより快適に走行するために心掛けたい事

高速道路での大事故が後をたちません。
一台が横転すると後継車も巻き込んでの大事故になる事も多々あるので、一般道路以上注意するべき点が多くあります。
他自動車も高速走行しているので、十分な車間距離をとる事が事故を防ぐ第一歩です。

特に大型トラックの前後に挟まれた時は、なお一層の注意が必要になります。
大型車からはバイクが見えにくいので、ちょっとした気のゆるみで大事故につながりやすくなるゆえです。
マスツーリングでは列を乱さない事に加えて、お互いに料金所をスムーズに出るためにも、ETCカードはぜひ準備しておきましょう。