キャンバーターンをマスターしよう
バイクのライディングテクニックをより高めるなら、キャンバーターンを身につけると良いです。
キャンバーとは「傾斜」を意味する言葉で、キャンバーターンとは上り坂でのターンを指します。
特に山道や峠をツーリングしていると、坂道を走ることがよくあります。
こうしたときにこの技術を身につけておくと、よりスムーズに道を走ることができ、安全な走行にもつながります。
キャンバーターンは難しく感じるかもしれませんが、意外と誰でも習得できるものです。
ここでは誰でもできる方法を紹介するため、ぜひ練習して身につけてみてください。
3つのパーツから構成される
キャンバーターンは大きく分けて、上り坂、ターン、下り坂という3つのパーツから構成されています。
これらそれぞれで意識すべきポイントが異なり、全てしっかり押さえる必要があります。
まず上り坂では、スピードを十分に調節しましょう。
人によっては抑えめの速度で走ることがありますが、綺麗なターンを決めるならある程度のスピードを保つことが大切です。
もちろん出しすぎる必要はありませんが、なるべく適度な速度を保ちましょう。
次にバイクの車体の前側にしっかりと重心をかけて、グリップが効きやすい状態にします。
ターンをするときにはバイクを素早く操作する必要があるため、レスポンスを高めるためにこのように重心移動を行うのです。
こうして体勢を整えたら、ターンに入ります。
上り坂での準備ができていれば問題なく車体を傾けられるため、ターンで少しずつ体も傾けて曲がりやすくなるようにしましょう。
これ以上は傾けられないという角度まで到達したら、そのままハンドルを切りながらバランスを保ちます。
ここで無理にハンドルを切ると転倒の原因になってしまうため、気をつけましょう。
最後にターンの終わりに差し掛かったら、スピードを上げて下り坂に備えます。
ターンを終える頃になっても、油断は禁物です。
しっかりと車体の傾き具合と体の角度を保ちながら、まっすぐになるまでバランスを維持しましょう。
まずは平らな場所で練習するのがおすすめ
キャンバーターンを練習するときには、まずは平らな道でのターンに慣れることをおすすめします。
平坦な場所でスムーズにできるようにならないと、坂道でもきれいに走ることはできません。
そのためまずは、紹介したポイントを意識しながら平らなところで難なく走れるようにトレーニングしてみてください。
この後に山道などへ出かければ、キャンバーターンを習得できるスピードも早くなります。
華麗なライディングは、誰しも憧れるものです。
あなたもキャンバーターンをしっかりと決めて、ツーリング仲間などに見てもらいましょう。
きっとあなたのライディングテクニックは、周りの人にも評判となるはずです。