鬼平犯科帳の世界にどっぷり浸かれるPA
羽生PAは東北道の羽生市にあるPAで、上下共にかなり個性的なことで有名である。
いずれも江戸時代を思わせる和風の歴史的な作りをしており、上りは実にその姿を細かく再現しており、タイムスリップしたかのような凝った作りだ。
ふらっと立ち寄るPAというよりも、時間をかけて楽しみたい観光スポットといってよいのではないだろうか。
どちらも和風の雰囲気の建物ですが、江戸時代の町並みを再現しているのは上りPAのみなので、休憩ではなくPA目当てで訪れる場合は、上りPAに行くように気をつけよう。
羽生上りPAの楽しみ方
東北自動車道は日光街道の現代版という考え方から、江戸を意識した作りにしたという上りPA。
また温故知新の精神から、人情味あふれる人望のあった「鬼平犯科帳」の長谷川平蔵をメインキャラクターとしてお店のあちこちに取り入れている。
東北自動車道の利用者でなくても入ることができるので、休日やオンシーズンは大賑わい。
地域でも有数の観光スポットとなった。
上りPAはしっかりした食事処がほとんどなので、休憩に立ち寄るというよりは、目的をもって出かけられることをおすすめする。
ちょっとトイレ休憩をしてコーヒーブレイク……という気持ちでいくと、休憩するところが少なくて驚いてしまうかもしれない。
上りPAの見どころはやはり江戸の町並みだが、入っている店舗も有名店や有名店が監修したお店ばかりである。
日本の洋食といえばたいめいけんだが、たいめいけんが監修した中華そばの店「弁多津」は、江戸ならではのしょうゆラーメンだ。
さっぱりしているのにうまみのある昔ながらの中華そばを食べられるお店は少なくなってきたので、ぜひこちらで味わってみていただきたい。
そのほかうなぎの「中鉢」や神田まつやが監修したそば処「本所さなだや」など、しっかり満足できる食事を楽しむことができる。
おみやげ店の「屋台連」も、江戸ならではのお菓子やおみやげ品がずらりと揃ったお店である。
鬼平グッズや長谷川平蔵をモチーフにしたお菓子など、こちらでしか購入できない商品がたくさんあるので、おみやげにもとてもおすすめだ。
羽生下りPAのおすすめポイント
下りPAは和をイメージした作りではあるものの、モダンな雰囲気で入っている店舗も洋風のものが多い。
上りPAがしっかりした食事処が多いのに対し、下りPAはスターバックスコーヒーなど手軽に立ち寄れるお店も入っている。
うどんやちゃんぽんなど手軽に食べることができる食事もいろいろあるので、気軽に休憩を楽しみたい人は、下りPAに立ち寄るとよいだろう。
ただしガソリンスタンドがないため、給油目的の方は別のPAで給油してから訪れることをおすすめする。