海野宿について
海野宿は長野県東御市本海野にある宿場の呼称です。
江戸時代から続いている北国街道の宿場であり、当時の街並みが今でもはっきりと残っております。
それ故に「日本の道100選」にも選ばれているので観光客が常に集まりエリアとなっています。
訪れたことがないという人でも画像越しに見たことがあるという人も多い宿場です。
軽井沢と長野を結んでいる北国街道は江戸幕府によって整備道であり、北国脇往還とか善光寺街道と呼ばれることもあります。
また、軽井沢町から上越市までの区間は現在の国道18号となっているので国道18号を使っている人にはなじみのある宿場と言えるでしょう。
歴史がある海野宿
この宿場はかなり歴史があり平安時代や鎌倉時代に台頭していた海野氏の領地として栄えていました。
その景観を守り続けて現代に伝えたことで1986年に「日本の道100選」に選ばれ、翌年には重要伝統的建造物群保存地区に選ばれています。
ただし、江戸時代からの家が続いているため毎年補修工事を行っているので訪れる予定がある方は工事中かどうかは調べてからにしましょう。
海野宿の特徴と楽しむポイントについて
海野宿は観光スポットとしてかなり人気があり、観光客が楽しめる要素が敷き詰められています。
最初に堪能してもらいたいのが、その場所の歴史や風景を見て知ることです。
海野宿は毎年4月に例祭があり街道に12本の大のぼりが立ち並びます。
2月下旬から3月下旬にはひな人形を飾るひな祭りも大規模に行われますし、8月下旬には「にぎわい夏祭り」というイベントも開催されます。
そして11月の第1日曜日には「海野宿ふれあい祭」が開催されるので、仮装行列や人力車をその目で見ることができるでしょう。
このように時期によって歴史をより感じさせるイベントが開催されていますので、この歴史イベントに参加するかどうかをまずは考えてください。
また、地域観光ガイドによる案内もありますのでガイド希望日の10日前までにお申込みを行い体験ツアーに参加するのもいいでしょう。
海野宿のお店やグルメは?
海野宿には「水村喜一郎美術館」といった美術館や「古民家カフェギャラリー麦」や「喫茶&ギャラリー 茶楽庵」といったギャラリーもありますので、見て楽しむことのできる場所も多々あります。
「海野宿資料館」を覗いて歴史を学ぶのもいいでしょう。
おいしいものを食べたいという人は「そば処 かじや」や「福嶋屋」でそばを堪能するのもお勧めです。
お土産や雑貨が気になるという方は喫茶が併設されている「ガラス工房 橙」や「休憩・物産処 せせらぎ」を活用してください。
特に「休憩・物産処 せせらぎ」はお土産販売もやっていますが、観光案内も行っていますので観光で訪れている方は必ず立ち寄りたい場所となっています。