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乙女滝

関東にもいっぱいある、ツーリングスポット

バイクでツーリングというと、走って楽しい場所や美しい景観を見るために出かけたりすることもあるでしょう。
そんなツーリングスポットというと、どうしても関東からでなければないと思われてしまいます。
しかし、関東にだって数々の素晴らしいスポットがいっぱいあるのです。

観光を兼ねたツーリングというと、世界遺産のようなものばかり注目されます。
そういった施設的なものではなく、自然の中にある小さなもの見に出かけてみるというのもいいでしょう。

茨城県の中でも紅葉が美しく、唯一海が一緒に見えるダムもある

茨城県には花園・花貫県立自然公園があります。
北部に当たる地域で、北茨城市、高萩市、日立市にまたがる大きな地域です。
紅葉の名所としても知られており、自然の美しいところでもあります。

この自然公園の中に、乙女の滝と呼ばれる小さな滝が、不動の滝とともにあるのです。
小さな滝ではありますが、水量の多い地域であり、かなりの力強さを感じることができるでしょう。

この花園・花貫県立自然公園に行くためには、常磐道高萩ICがいいでしょう。
外環の三郷ICから130kmの地点のICですので、そんなに遠いところではありません。
高萩ICからは、国道461号線を使い、西に向かっていくと日本で唯一海を見ることができる花貫ダムが見えてきます。

紅葉時期でもなければ、ツーリングで訪れる人も多いわけではないので、スムーズに走っていくことができるでしょう。
この花貫ダムは、見る角度を海の方角に合わせると、運がよければ海が見えてきます。
運というのは、天端部分が解放されている時で、いつも開いているわけではないので、運がよければ見えるのです。

2008年まで間違っていた不動の滝と乙女の滝

花貫ダムを超えていくと、花貫渓谷に入ります。
決して広い道ではありませんが、入り口にはちゃんと駐車場も存在しますので、安心して注射することができます。
ただし、紅葉時期は有料となるので事前にチェックしてから向かうことをおすすめします。

滝めぐりとしては、茨城県内でメジャーな袋田の滝に比べて、かなりマイナースポットです。
ですが、駐車場から向かってみると、不動の滝と乙女の滝の二つの看板が見えてきます。
実は、ここには二つの滝があるのです。

その一つが乙女の滝なのですが、2008年まで不動の滝と間違って考えられていました。
古い案内などを見ると、逆になっていたりするのですが、現在の看板通りで考えると正解です。
この看板も、判明後に訂正されているのです。

小さな滝ではありますが、力強く流れる滝であり、河童伝説まであるといわれています。
袋田の滝のように、瀑布といった感じはありませんが、隠れたスポットとしてツーリングコースに含めてみてはいかがでしょうか。